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『保険の固定費』を減らしたくありませんか。『民間保険』は入る入らないは、実は人それぞれです。
条件によっては民間の保険に入らなくても問題ない人もいます。価値観によって、メリットとリスクを考えなければなりません。
『日頃から本当に必要なのか???』と疑問が多々あり。毎月5万円近く支払いをしておりましたが、今では理想とする平均額に押さえることができました。
- 家計に占める保険料の割合は『収入の5~10%が目安』
- 保険料の平均支払額は、『毎月3万2千円くらい』
本記事では、『医療・がん保険』に関する内容を注視し、実際に加入していた体験談と調べた結果を紹介させて頂きます。
保険で悩まれている方で、前向きに見直したいという方は、本記事を進めてくださいませ。
この記事でわかる解決できる悩み
➡️【貯蓄型保険の留意点】加入して気づいた『解約返戻金』のメリット・リスクについて
医療・がん保険の見直しについて
目次
『保険』の必要有無の結論としては、答えはないです。
それぞれのライフプランにより、価値が違いますので、貯金がある方は不要だと思いますし、貯金がない方は最低限の保障が必要だからです。
貯金はどのくらい必要なの?という点になりますが、まずは保険の中身を理解する必要性があります。
- なぜこの保険に加入している?
- 保障はどこまで?
- 将来この金額を支払いして損はしないのか?
保険料が高すぎて家計が苦しくなることも問題ですし、保険料が安過ぎても保障が十分なのかと不安になることがあるからです。
家計に占める保険料の割合は収入の5~10%
毎月の保険料の割合は、『収入の5~10%』が理想と言われており、保険料の平均支払額は、『毎月3万2千円』くらいです。
もちろん、必要な保障であれば10%を超えてもカバーする必要はあります。
世帯年収 | 年間保険料の平均払込額 | 年収に対する割合(% |
---|---|---|
200万円未満 | 21万円 | 10% |
200~300万円 | 30万円 | 10~15% |
300~400万円 | 27.9万円 | 7~9% |
400~500万円 | 36.9万円 | 7~9% |
500~600万円 | 34.6万円 | 6~7% |
600~700万円 | 38万円 | 5~6% |
700~1,000万円 | 42.9万円 | 4~6% |
1,000万円以上 | 61万円 | 6% |
(参考:ほけんROOM 生命保険文化センター「生命保険に関する全国実態調査」)
- ほとんどの世帯年収で5~10%内
- 収入が上がると割合が下がる
保険料は家計を圧迫する原因になってしまうため、理想の範囲に収まるよう、参考にしてみてはいかがでしょうか?
ちなみに貯蓄代わりに入っている『個人年金保険や学資保険、養老保険、終身保険』が含まれているのであれば、さらに『低い割合』と考えていいと思います。
『保険の見直し』は、ライフプランに合わせて計画することが大切ですね。
医療・がん保険の加入が必要か再確認
『ファイナンシャルプランナー』にオススメの保険を紹介され、内容を理解をせずに加入されている方は多いのではないのでしょうか。
保険は、貯蓄がないからこそ『保険加入でリスク回避』することが一つ挙げられますが、『保険の見直し』の場合は、『不要な保険を止める』ことがポイントになります。
疑問を持たずに契約してしまっているという事実です。
- 結婚したとき
- 家を買ったとき
- 子供が生まれたとき
- 子供が独立したとき
- 10年経過したとき
- 保険更新のとき
しかし、その都度のライフプランの変化に合わせて、検討することが必要です。
そして、民間の保険に『必要有無の判断基準』には下記となります。
- 貯蓄の預貯金がない人
- 自営業の人
(公的保障がうすい) - 貯蓄の取り崩しが避けたい人
- 個室入院にかかるお金をかけたい人
保険を初めて契約すると、保障は発動しますが、毎月の支払いする負担が増えることになります。
医療保険は日額給付金5000円で問題なし?
サラリーマンであれば、『健康保険』を加入しており、自営業であれば『国民健康保険』などに加入してます。
『公的保障』には、『高額療養費制度』というのがあります。
よく例で掲載されているパターンとして、『1ヶ月で100万円の医療費』がかかったケースです。
ステップ①
6歳から70歳未満の人は、所得に限らず3割負担となりますので、窓口で一旦30万円を支払います。
ステップ②
下記表記の年収より、支払うケースが変わります。
69歳以下の人の医療費上限額
年収 | 一月の上限額(世帯ごと) | 区分 |
---|---|---|
年収約1,160万〜 | 25万2600円+(医療費ー84万2000円)×1% | A |
年収約770〜約1,160万円 | 16万400円+(医療費ー55万8000円)×1% | B |
年収約370〜約770万円 | 8万100円+(医療費ー26万7000円)×1% | C |
〜年収約370万円 | 5万7600円 | D |
住民税非課税者 | 3万5400円 | E |
年収が450万円の人(区分:C)の方であれば、『8万100円+(100万ー26万7000円)×1%』=8万7430円
1ヶ月があたりの上限額となります。
ステップ①で『支払いした30万』➡︎差額21万2570円が別途還付されますので結果、月当たり8万7430円の支払いで済むということになります。
例え、2ヶ月入院したとしても、約17万円となりますので貯蓄があれば十分に賄えるのではないでしょうか。
厚生労働省の調査では、退院患者の平均在院日数は30日未満となっております。
➡️医療保険に加入すべき人は?
- 医療費は別で支払いたい方
- 貯蓄がない方
『日額5000円』の医療保険に加入していれば、月15万円給付金が受け取れますので、まかなうことが可能というわけです。
➡︎『保険の見直し』窓口へ相談
高額療養費制度で対象とならない医療費(出産費用)
『高額療養費制度』について『対象外』となる治療もあります。つまり、『全額自己負担』となります。
- 自然分娩による出産
- 美容や審美の歯科治療
- 先進医療にかかる費用
(自由診療) - 差額ベッド代
- 入院時の食事代
- 病院までの交通費
歯のインプラント治療や不妊治療などの『自由診療』、そして『先進医療』も高額療養費の対象外となっています。
尚、出産時に緊急で『帝王切開』をすることになった場合など、治療を要するものは保険が適用されます。(高額療養費の対象)
各項目別で、費用を確認して行きましょう。
(美容や審美を目的とした自由診療の歯科治療は除く)
自然分娩による出産
平均費用は『約50万円前後』です。
加入している健康保険に申請すると『出産育児一時金42万円が支給』されますので安心してください。(残りは実費)
無痛分娩も民間保険は適用外となりますので、ご注意ください。
先進医療の費用について
『先進医療』は、特定の大学病院などで研究・開発された難病などの新しい治療や手術を指します。
将来的に保険導入が期待されている先進的な医療技術で、厚生労働大臣が承認されてます。
主な各技術の上限額と入院期間について
技術名 | 一月の上限額(世帯ごと) | 平均入院期間 |
---|---|---|
重粒子線治療 | 3,086,917円 | 14.6日 |
陽子線治療 | 2,635,433円 | 12.5日 |
水晶体再建術(多焦点眼内レンズ) | 509,863円 | 1.3日 |
子宮腺筋症核出術(高周波切除器) | 301,000円 | 11.3日 |
活性化自己リンパ球移入療法(自己腫瘍・組織) | 1,760,741円 | 3.1日 |
資料:中央社会保険医療協議会「平成26年6月30日時点で実施されていた先進医療の実績報告について」
- 先進医療の保険は『特約タイプ』
- 1000万〜2000万円のプランが主流
- 重粒子線治療や陽子線治療は、何回も受けられない
副作用への懸念から、複数回は受けられないのです。
先進医療の割合は?
- 国立がん研究センターよりがん患者予測は約98万人
- 医用原子力技術研究振興財団が発表した粒子線治療は約4,700人
先進医療の割合は、全がん患者の0.5%程度が受ける治療といえます。
先進医療特約の保険費用は100円前後ですので、高額な医療を受ける時に備えて、付加して置いて方が良いかもしれません。
先進医療と自由診療費用の違いは?
先進医療の費用支払い例(公的保険が適用+先進医療)
例:1か月に200万円の治療費、内100万円が先進医療の場合
- 公的医療部分の100万円は30万円(3割負担)
- 先進医療と合計すると窓口で支払う金額は130万円
- 公的医療保険部分は、約21万円の払い戻し
負担する金額は、先進医療と合計して約109万円になります。自由診療費用支払い例(公的保険が適用+国が認めていない医療)
自由診療は、公的な医療保険が適用されない医療技術や薬剤による治療のことです。
例:1か月に200万円の治療費、内100万円が自由診療の場合
- 治療にかかる費用はすべて患者負担(10割負担)
- 公的医療保険が全体的に適用されないため、全額(10割)が患者負担
負担する金額は、200万円になります。上記のように、先進医療と自由医療では大きく負担が額が変わりますので、認識する必要があると思います。
差額ベッド代について
ベット代は、自己負担となります。自分から希望しなければ費用は発生しませんが、部屋を希望することによって費用負担が変わります。
- 「ゆっくりと療養したい」
- 「プライベートを重視したい」
希望する方は、医療保険に加入していた方が安心です。
主な平均的な1日あたりの差額ベッド代
部屋 | 価格 |
1人部屋 | 7,097円 |
2人部屋 | 3,099円 |
3人部屋 | 2,853円 |
4人部屋 | 2,514円 |
食事代について
入院時の『食事代負担額』は『1食あたり460円』となります。つまり、1日3食が限度になりますので、1,380円の計算になります。
価格(一食) | |
一般 | 460円 |
住民税 (非課税税世帯の方) |
210円 |
住民税 (非課税税世帯の方) 90日を超えている場合 |
160円 |
住民税 (非課税税世帯の方) 所得基準に満たない70歳以上 |
100円 |
がん保険は一時金の充実したプランがお得
次に『がん保険』について、確認していきましょう。がん保険のポイントは、現在のがんの治療は入院より通院が主流です。
医療技術の進歩により仕事続けながら、治す時代へに切り替わってます。
厚生労働省の患者調査によると、悪性新生物(がん)について、外来受領率を上回ったのは2008年にことで、以後増え続けてます。
- がんと診断された一時金の額が大きいプラン
- 抗がん剤など通院治療時に受け取れる給付金
入院日額より保障プラン
➡︎一時金へ『保険を見直し』した方が自由に使えるお金がありますね。
2000年以前加入の医療・がん保険は見直し
2000年以前に加入された医療・がん保険は、現在の保障内容と大きく変わっておりますので見直しは必要となります。参考までに医療・がん保険の比較し、検討してみてはいかがでしょうか。
医療保険の場合
保障内容 | 2000年以前保険 | 2000年以降保険 |
---|---|---|
保険期間 | 最長80歳まで | 一生涯(終身保険) |
入院時の給付金 | 最短でも5日間以上の入院から | 短期の入院でも受け取れる |
給付金対象 | 88種類 | 全ての手術 |
がん保険の場合
保障内容 | 2000年以前保険 | 2000年以降保険 |
---|---|---|
診断時 | 1回限り | 再発でも受け取れる |
上皮内がんの保障 | 保障対象外 | 保障あり |
入院保障と通院保障 | 入院保障が中心 | 入院保障や収入ダウンした配慮プラン |
- 『期間』
- 『保障内容』
医療・がん保険をの契約の仕方
皆さんは、『医療・がん保険をセット』に契約しておりますでしょうか。または、別々に契約されておりますでしょうか。
契約の仕方によるメリット・リスクについて
- メリット
➡︎保障に無駄な重複がなく、がんに対する保障を準備可 - リスク
➡︎片方を見直し、もう一つも見直しをしなければいけない手間
- メリット
➡︎条件の良い保険が登場したときに変更が可能 - リスク
➡︎医療とがんで保障が重複。
無駄な保険料を支払う可能性
三大疾病特約に加入するメリットを確認
三大疾病とは、「がん」「脳血管疾患」「心疾患」のことを指します。死因上位3つであり、病気のリスクに備えるのが『三大疾病特約』と言われるものです。
- 三大疾病一時金特約
- 三大疾病入院日数無制限特約
- 保険料払込免除特則
(払込が免除)
三大疾病の『医療費と入院日』表
区分 | 1人あたりの医療費 | 平均入院日 |
がん | 約254万円 | 17.1日 |
心疾患 | 約118万円 | 19.3日 |
脳血管疾患 | 約162万円 | 78.2日 |
参考:厚生労働省「平成30年度国民医療費の概況・概況全体版」
参考:厚生労働省「平成29年患者調査の概況・3.退院患者の平均在院日数等」
- 給付金の支払い条件
(どのような条件で金額が支給される) - 保険料が高い
(毎月の掛け捨て価格が高い) - がん保険と保障が重複していない
(医療保険に特約している為、がん保険と重なる)
尚、2017年から『三大疾病特約特約』医療保障が増えている場合がありますので、幅広い病気を対象とした保険の方が良いと思いますので、チェックしてみて下さい。
(例:心疾患➡︎急性心筋梗塞だけでなく、狭心症や不整脈などが追加)
入院保障は180日ルールの理解
病院は『短期間で患者』を退院させるため、再入院が起こりやすいと言われております。
退院してから180日空けなければ、同一の入院と見なすルールとなってしまいます。
主流となっている医療保険で『1入院限度日数は60日』です。
女性特約は必要有無
医療保険の『女性特約』は、女性特有の病気ですが、必ずして加入した方が良い特約ではないと思います。
考え方としては、これまでお伝えした『公的保障』を活用した残りの費用をどのように支払うかがポイントです。
「周りの人の目が気になるから個室で入院したい!」という方は、保険は安心のための加入する考え方であれば問題ないです。
- 手厚く保障を受けられる特約
- 入院や手術給付金が上乗せで受け取れる
では、女性特約にかかる病気はなんでしょうか。
- 乳がん
- 子宮体がん
- 子宮頸がん
- 卵巣がん
- 子宮平滑筋腫
- 卵巣のう腫
女性のがんは年齢が若くても発症するリスクがありますが、がんに関する保障を備えているのなら、カバーできるかと思います。
また、がん以外の他の病気は、がんより治療費が大きくなることはない点もあります。
その他がん保険の覚え+
『疾病保障付団信』に入るとがん保険は不要
住宅ローンを組む際は、団信保障は死亡保障だけだと思いますが、『疾病保障付団信』に入っていれば、『がん保険』は不要です。
金利0.1から0.3%上がってしまいますが、検討してはどうでしょうか。
がん診断一時金は『複数回』受け取れるプランが安心
- がんと診断後、定期的に受け取れる保険が理想
- がん保険に通院特約のみはつけれられない
(保険会社により)
悪性の場合、数年後に改めて転移する可能性がありますので、複数回受け取れるか確認は必要です。また、これまでに私は『入院』『手術』『通院』の特約をつけておりました。
これまで述べさせて頂いた通り、『通院』がメインとなっているので、『入院』『手術』の特約を外そうと思いましたが、通院のみ特約がつけられないことが判明しました。
退院後に対しての通院だけですので、注意してください。
保険見直しを相談窓口
保険見直しのポイントについてご説明させて頂きましたが、いかがでしょうか。
- 複数の保険商品を比較し、最適な保険が知りたい
- 不要な保険をなくしたい
- 万が一の保障・蓄えを用意したい
- 最新のトレンドや流行りを踏まえた保険の提案
- 保険に加入した保険を見直したい
〜無駄な保障を省いた高い保険を最適な保険へ〜
①『保険コネクト』約92%の満足度
- 2500人以上のプロが全国各地で無料相談
- ライフプランに合った保険を紹介
- アンケート回答でサービスをお得に
- 安心の評価制度!
②『ほけんガーデン』保険と貯蓄の総合相談
- 保険代理店は20社以上!完全無料
- ご都合の良い日時、希望の場所で相談可
- 約300店舗ある代理店・WEBでの面談も
- 「将来必要なお金」ライフプランを推奨
一言
本記事では、医療・がん保険の保険加入有無についてご紹介させて頂きました。
改めて本記事のポイント
各家庭により、条件が違ってきます。ライフプランに合わせて加入することが大切ですね。日頃、気になるタイミングがありましたら、その時があなたの見直しのタイミングです。
『収入の5~10%』をベースに可能な範囲で見直ししてみてはいかがでしょうか。
本日もありがとうございました。
➡️【貯蓄型保険の留意点】加入して気づいた『解約返戻金』のメリット・リスクについて